この中でも特に「サツキ」という名前をよく耳にするのは、その名の通り、他のツツジ類と少し開花時期がずれているためです。

多くのツツジが春先に咲くのに対し、サツキは5月頃を中心に花を咲かせます。
そんな美しいツツジ類ですが、実は“花が終わった後”がとても大切な時期でもあります。
ツツジ科の植物は、開花が終わるとすぐに、翌年に咲く花芽の成長を始めます。
そのため、
「暑い時期を避けて、少し涼しくなる10月頃に剪定しようかな」
と後回しにしてしまうと、その時に切ってしまうのは、翌年春に咲く予定だった花芽かもしれません。

もちろん、そうなると翌年の花付きはかなり寂しくなってしまいます。
反対に、まったく剪定をせずに放置してしまうと、不要な枝が増えたり、
枝同士が込み合ったりして、風通しや日当たりが悪くなり、こちらも花付きが悪くなる原因になります。
ツツジやサツキは、
「花を楽しみ、咲き終わったら早めに形を整える」
という流れで剪定してあげることで、翌年もたくさんの花を咲かせてくれます。